掃除機、フローリングワイパー、コロコロ、洗剤、雑巾…。
一人暮らしでも、気づけば掃除道具は意外と増えていきます。
「とりあえず空いている場所に置いている」
「使ったあと、戻すのが面倒で出しっぱなし」
そんな状態が続くと、
部屋が散らかって見える原因になりがちです。
この記事では、一人暮らしの部屋を想定して、
“見せないけど、使いやすい”掃除道具収納の考え方と具体的な工夫を紹介します。
1. 掃除道具が片づかない理由は「置き場所が決まっていない」から

まず知っておきたいのは、
掃除道具が散らかる原因の多くは「性格」ではないということ。
よくあるNGパターン
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掃除機は部屋の隅に立てかけている
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ワイパーはクローゼットのすき間に突っ込んでいる
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洗剤は洗面所やキッチンにバラバラ
これらに共通しているのは、
「定位置があいまい」という点です。
片づけが続かないのは、
「しまう場所が遠い」「戻すのが面倒」
このどちらか、もしくは両方が原因になっています。
2. 掃除道具収納の基本は「使用頻度」で分けること
いきなり収納グッズを買う前に、
まずやってほしいのが使用頻度の仕分けです。
使用頻度はこの3つに分ける
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毎日〜週に数回使うもの
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週1回程度使うもの
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月1回以下のもの
この分類をするだけで、
「どこに置くべきか」が自然と見えてきます。
◎ よく使う掃除道具は“出しやすさ最優先”
例:
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フローリングワイパー
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コロコロ
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ハンディクリーナー
これらは、
ワンアクションで取れる場所に置くのが正解です。
◎ あまり使わないものは“見えない場所”でOK
例:
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予備の洗剤
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古い雑巾
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季節限定の掃除グッズ
こちらは、
クローゼットや棚の奥でも問題ありません。
3. 「見せない収納」を成功させる3つのポイント

掃除道具は生活感が出やすいアイテム。
できれば見せずにスッキリ収納したいですよね。
ポイント①:縦長アイテムは“立てて収納”
掃除道具の多くは縦長です。
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掃除機
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ワイパー
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モップ
これらを横に置くと、
場所を取り、見た目もごちゃつきます。
👉 クローゼットの壁側に立てる
👉 すき間スペースにまとめる
これだけで、かなりスッキリします。
ポイント②:「まとめ収納」で存在感を消す
掃除道具を1本ずつ別の場所に置くと、
どうしても生活感が出てしまいます。
おすすめなのは、
“掃除コーナー”として一か所にまとめること。
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ワイパー
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掃除機
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スプレー洗剤
を1エリアに集約すると、
見た目も管理も楽になります。
ポイント③:色をそろえるだけで印象が変わる
意外と効果が大きいのが「色」。
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白
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グレー
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黒
など、色味をそろえるだけで、
掃除道具は一気に“目立たなく”なります。
買い替えなくても、
収納ケースの色をそろえるだけでも十分効果があります。
4. ワンルーム・1Kで使いやすい収納場所アイデア
ここからは、一人暮らしの間取りを想定した
現実的な収納場所を紹介します。
クローゼットのすき間収納
クローゼットの端は、
意外と使われずに余りがち。
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掃除機
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ワイパー
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モップ
を壁に沿って立てるだけで、
デッドスペースが有効活用できます。
洗面所・脱衣所の下段スペース
洗面所は掃除道具との相性が良い場所。
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洗剤
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スポンジ
-
雑巾
をまとめて置けば、
水回り掃除の動線が短くなります。
玄関収納の一角
玄関に収納がある場合は、
ほうき・ちりとりなどの軽い掃除道具を置くのもおすすめ。
外から帰ってきたときに、
サッと掃除できるのがメリットです。
5. 「出しっぱなし」にならないための仕組みづくり

収納を整えても、
使ったあとに戻せなければ意味がありません。
そこで大切なのが、
戻すハードルを極限まで下げることです。
フタ付き収納は避ける
見た目はきれいでも、
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フタを開ける
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閉める
この2動作があるだけで、
人は面倒に感じます。
掃除道具収納では、
“入れるだけ”のオープン収納が向いています。
収納場所は「使う場所の近く」に
掃除する場所と、
収納場所が離れていると、
戻すのが億劫になります。
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リビング掃除 → リビング近く
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洗面所掃除 → 洗面所近く
この動線を意識するだけで、
出しっぱなしが激減します。
6. 収納グッズを選ぶときの考え方(買わなくてもOK)
収納と聞くと、
「専用グッズを買わなきゃ」と思いがちですが、
必ずしもそうではありません。
選ぶときの基準はこの3つ
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軽い
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動かしやすい
-
中身が見えすぎない
この条件を満たせば、
特別な収納用品でなくても十分です。
今ある収納を見直すだけでも、
改善できるケースは多いです。
7. 掃除道具収納が整うと、掃除がラクになる
掃除道具の収納を整えると、
部屋が片づくだけでなく、
掃除そのものがラクになります。
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すぐ取れる
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すぐ戻せる
-
迷わない
この状態ができると、
「あとでやろう」が減り、
結果的に部屋が散らかりにくくなります。
8. まとめ|掃除道具は“隠して、すぐ使える”が正解
掃除道具の収納で大切なのは、
おしゃれさよりも実用性です。
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使用頻度で分ける
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立ててまとめる
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戻しやすさを最優先
この3つを意識するだけで、
一人暮らしの部屋は驚くほど整います。
まずは、
「掃除道具がどこにあるか分からない状態」
から抜け出すところから始めてみてください。
