「モノの住所」って何?一人暮らしこそ意識したい収納ルール

置きっぱなしの原因は“帰る場所”が決まっていないから
気がつけば、テーブルの上に郵便物。
玄関にはいつ脱いだかわからない靴。
洗面台の棚にはコスメやスキンケアグッズがごちゃごちゃ…。
それらの「モノ」、本来の居場所=“住所”が決まっていないのが原因かもしれません。
「住所」があると片づけが圧倒的にラクになる
「使ったら戻す」ができないのは、“戻す場所がない”から。
収納が苦手だと感じている人の多くは、そもそも戻すべき場所が定まっていないことが多いです。
つまり、モノに住所=“定位置”をつけてあげることが、片づけの第一歩になります。
週末にルーチン化して見直すのが効果的
平日は忙しくて片づけどころじゃない…という人でも、週末に5分だけ見直す習慣をつければ、
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部屋が荒れにくくなる
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なくし物が減る
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無駄買いが減る
 
という効果が期待できます。
「モノの住所」チェックリスト【基本編】

✅ 財布・カギ・スマホの定位置は決まっているか?
毎日使うからこそ、一番迷子になりやすい3点セット。
玄関やデスク横にトレーや小物入れを置いておくと、定着しやすいです。
✅ バッグの中身を一度リセットしているか?
通勤・通学用バッグの中、レシートや使わないものが放置されていませんか?
週末に中身を全出しして、“必要なものだけ”に入れ替えましょう。
✅ 衣類は「今の季節に合ったもの」だけが出ているか?
クローゼットや収納に、今使わない冬物・夏物が混在していませんか?
“季節外”はベッド下や上段に移しておくと、服選びがラクになります。
✅ 書類・レシート・DMは処分 or 保管できているか?
1週間で意外とたまるのが紙モノ。
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必要なものはクリアファイルへ
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いらないものは即シュレッダー or ゴミ箱へ
 
このルールだけで紙のごちゃごちゃが激減します。
✅ 化粧品・スキンケア用品は洗面所に集約されているか?
使った後にソファや机に放置しがちなコスメ類。
ドレッサーや洗面台下のカゴ1つにまとめて収納するのがベストです。
「モノの住所」チェックリスト【場所別編】
◯ 玄関まわり
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靴は1人2足まで外に出してOK、それ以外は下駄箱へ
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玄関の棚や壁にフックをつけて、カギや傘の定位置を決める
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宅配用のハンコ・サイン用ボールペンもまとめておくと便利
 
◯ リビング
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テーブルの上は“飾るもの”だけにして、書類・小物は別の場所に
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リモコン類はまとめてトレーへ
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ティッシュや除菌グッズも置き場所を決めておく
 
◯ キッチン
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よく使う調味料だけを出して、ストック品は棚や引き出しへ
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タッパーやラップ類も“種類ごとに分類”して取り出しやすく
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冷蔵庫の中も週1で賞味期限チェックを
 
◯ 洗面所・バスルーム
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ヘアアイロン・ドライヤーのコード類は収納ケースに立てて収納
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歯ブラシ・洗顔料などは“人別にまとめる”のも◎
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掃除用具やストック品は“見えない場所に隠す”工夫を
 
◯ クローゼット・収納棚
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「日常使うもの」だけを手前に
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季節外・使用頻度の低いものは上段 or ベッド下
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ハンガーの色や形を統一すると見た目が整う
 
収納の見直しを習慣化する3つのコツ

コツ①:「見直す日」をスケジュールに入れる
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土曜の朝に10分だけ
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日曜の夜にリセットタイムを
 
など、ルーチン化すると続きやすいです。
スマホのリマインダーを活用するのもおすすめ。
コツ②:「迷うモノBOX」を用意する
「これ捨てる?でもまた使うかも…」というアイテムは、“保留箱”へ。
ラベルを貼って、“○月までに使わなければ処分”と決めておけば、後回しの罪悪感が減ります。
コツ③:「Before/After」で変化を記録する
収納の見直しは変化が目に見えにくいため、写真で記録しておくとモチベUPに繋がります。
ビフォーアフターを撮って、自己満足でも◎。
モノの住所が定まると生活が変わる
探し物の時間が減る
→ モノの位置が明確になることで、必要なものを即取り出せるように。
結果としてストレスが減り、生活がスムーズになります。
生活感が薄れ、部屋がスッキリする
→ テーブルの上、棚の中、玄関…「出しっぱなし」がなくなるだけで、部屋が清潔に見えるようになります。
無駄買いが減る
→ 物の所在が明確になると、「あるのに買ってしまう」が激減。
在庫管理がしやすくなり、節約にも繋がります。
まとめ|まずは“住所不明なモノ”を1つだけ解決しよう
「全部見直すのは大変」と感じるなら、まずは1か所だけ“モノの住所”を整えることから始めてみましょう。
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財布の定位置を決める
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バッグの中をリセットする
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テーブルの上の書類を仕分ける
 
この小さな一歩が、散らからない暮らしの土台になります。

