趣味のアイテム、片づけられていますか?
楽しみのはずが、いつの間にか“モノの山”に…
一人暮らしの限られた空間で趣味を楽しむとき、
気づけばアイテムが増えて「片づけが追いつかない…」という悩みが生まれがちです。
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読書が好きで本がどんどん増える
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ハンドメイドの材料がごちゃごちゃに
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コレクションが棚からあふれかえる
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ゲーム機やコードが床を占拠している
という状態、心当たりありませんか?
収納できない=“悪”ではない
趣味のアイテムは「生活必需品」ではないぶん、つい後回しにされがちですが、
心の栄養として必要な存在。
きちんと整理すれば、生活空間の快適さも、趣味の満足度もアップします。
収納のカギは「出しやすく戻しやすい」こと
片づけられない理由の多くは「戻しにくさ」
→ 人は“戻すのが面倒”になると片づけなくなります。
どんな趣味のアイテムであれ、「出す→使う→戻す」がスムーズな仕組みを作ることが最重要。
よくあるNG収納
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フタ付きボックスの中にさらにポーチを入れている
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奥の方に押し込んで取り出しにくい
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「なんとなく」でジャンルを分けていない
→ これでは使うのが億劫になってしまいます。
ステップ① まずは“分類”することから始めよう
趣味アイテムの分類のコツ
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ジャンル別(例:ゲーム/手芸用品/文房具/楽器関連)
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用途別(例:制作道具/材料/完成品/予備)
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頻度別(例:毎週使う/たまに使う/めったに使わない)
ラベルや仕切りで“見える化”する
→ 一目で中身がわかるようにラベルや透明ケースを活用することで、探す手間が激減します。
ステップ② 「出しやすく戻しやすい」配置にする
よく使うものは“ゴールデンゾーン”に
→ 目線〜腰の高さにある場所は、出し入れがスムーズ。
使用頻度が高いアイテムは、最も使いやすい位置に配置しましょう。
“引き出すだけ”収納でハードルを下げる
→ フタを開けたり重ねたものをどかす手間がないと、使うのも片づけるのも面倒じゃない!
カラーボックス+インナーボックスなどが◎。
スタッキングは「重ねない」が鉄則
→ 重ねる収納は一見省スペースでも、使い勝手は激減。
引き出しタイプや、縦に収納できる仕組みの方が“戻しやすさ”は段違いです。
ジャンル別・趣味アイテム収納アイデア
【読書・漫画・雑誌好き】
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本棚は“ぎっちり詰めすぎない”のがコツ
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新しく読んだ本は“とりあえずボックス”を用意
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電子書籍との使い分けで冊数そのものを減らすのも◎
【ハンドメイド・クラフト系】
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糸・ビーズ・パーツなどは仕切り付きケースで種類ごとに管理
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道具(はさみ・接着剤など)はペン立てやツールケースにまとめて
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“作業中のもの”と“完成品”は分けて収納
【ゲーム・ガジェット系】
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コントローラーやケーブル類は引き出しの中に立てて収納
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ゲームソフトはジャンル・使用頻度ごとに並び替え
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配線を隠せるケーブルボックスで視覚的にもスッキリ
【コレクター(フィギュア・雑貨など)】
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見せる収納(ディスプレイ棚)と隠す収納をバランス良く使い分け
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ほこり対策にはガラスケースやアクリルケースがおすすめ
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“展示ローテーション”で全部を出しっぱなしにしない工夫も
一人暮らしにおすすめの収納アイテム5選
① 無印良品やニトリの引き出し式ケース
→ 透明タイプなら中身がわかりやすく、“出して戻す”動作もスムーズ。
② カラーボックス × インナーボックス
→ オープン収納にしつつ、見た目はすっきり。
ラベルで何が入っているかも明記を。
③ 取っ手付き収納バスケット
→ 棚の上に置いても出し入れ簡単。高所収納に便利。
④ 工具入れ・パーツケース
→ 小物収納に最適。クラフト・DIY・文具趣味の方に特におすすめ。
⑤ フタなし収納ボックス
→ “サッと戻せる”を重視するなら、フタなしが一番ラク。
続けるための3つの収納ルール
ルール① 「仮置きスペース」を用意しておく
→ すぐには戻せないときのために、“とりあえず置き”の場所を設けてOK。
ただし、週1でリセットするのがルール。
ルール② 「戻しやすさ>見た目」を優先
→ インスタ映えする収納も魅力ですが、毎日の生活で優先すべきは“使いやすさ”。
ルール③ 使ったらすぐ戻す習慣を
→ 「あとで戻そう」は散らかる元。“使い終わったらすぐ戻す”のを自動化すると、散らかりません。
片づけすぎないのが「趣味収納」のコツ
“きれいに片づける”ことが目的じゃない
趣味は楽しむためのもの。
片づけにストレスを感じてしまっては本末転倒です。
適度なゆとりが「次も使いたくなる」環境に
→ ガチガチに収納してしまうと、取り出すのが面倒になり、趣味が遠のくことも…。
“ゆるさ”と“機能性”のバランスを大切に。
まとめ|趣味も収納も、暮らしの一部
趣味アイテムの片づけは、
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心地よく暮らす
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ストレスなく楽しむ
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すぐに再開できる
そんな“趣味に集中できる環境づくり”の第一歩です。
「出しやすく戻しやすい」=自然に片づく仕組み。
このルールを意識することで、
狭い一人暮らしの部屋でも、
趣味と暮らしが無理なく共存できます。