一人暮らしの掃除道具、どこにしまえばいい?
掃除道具は「意外と場所を取る」アイテム
一人暮らしの部屋はコンパクトで、収納スペースも限られがちです。
そんな中で悩みの種となるのが、掃除道具の収納場所。
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スプレーや洗剤などの小物類
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モップや掃除機などの長もの
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替えのクロスや紙パック類
どれも掃除には欠かせないけれど、「見えるところ」に置いておくと生活感が丸出しになってしまうのも事実です。
よくある収納の悩み
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掃除機を出しっぱなしにしてしまう
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スプレーやシート類が洗面所に散乱
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モップやほうきの置き場所がない
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道具を取りに行くのが面倒で掃除が億劫に
このように、収納が整っていないと掃除そのものが面倒になります。
逆に言えば、収納さえ工夫すれば“掃除しやすい部屋”になるのです。
掃除道具収納のポイントは「3つのS」
1. スッキリ見せる(見せない工夫)
生活感を隠し、インテリアの邪魔をしない収納が理想です。
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扉の中に隠す
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ケースやバスケットに統一感を持たせる
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カラーや形を揃えることで、存在感を薄くする
2. サッと取り出せる(アクセス重視)
掃除が続くかどうかは、「面倒くさくない収納」にかかっています。
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出しやすく戻しやすい
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使用頻度に応じて収納場所を調整
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「アクション数が少ない=掃除が続く」
3. スペースを活かす(縦・隙間を活用)
限られたスペースの中で、いかにムダなく収納できるかがカギです。
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ドア裏、家具の隙間、洗濯機横などを活用
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壁に掛ける・立てるなど“見えない場所”を使う
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頻度の低い道具は高所収納でもOK
掃除道具の種類別!収納アイデア実例
小型掃除道具(スプレー・クロス・コロコロなど)
✅ 洗面所やトイレの収納棚にボックス収納
無印良品や100均の白いボックスを使えば、“見せずにまとめる”収納が簡単に。
ラベリングをすれば中身も迷いません。
✅ コロコロやシート類は「立てる収納」で
ケース付きのコロコロなら玄関の片隅やベッド下にも立てておけるので、省スペース&出しやすい。
✅ クロスや雑巾は吊るす or 丸めて立てる
S字フックで吊るすと乾燥もしやすく、衛生的です。使い古しのタオルも“お掃除用”として一時保管が可能。
長もの掃除道具(モップ・フローリングワイパー・ほうきなど)
✅ クローゼットのドア裏に吊るす
ドア裏収納グッズを使えば、隠せて取り出しやすい収納が可能。
フックやワイヤーネットで縦収納するだけでもOK。
✅ 洗濯機の横など「隙間」に立てる
幅10cm未満のモップスタンドやスタンド式ホルダーが便利。
掃除道具は“しまい込まず、生活動線に置く”が正解です。
✅ ワイパー類はフック付きの壁に収納
賃貸でも使える貼ってはがせるフック(ニトリ・100均など)で、壁面収納が可能に。
掃除機の収納
✅ スティック掃除機は“見せる収納”に昇華
スティック掃除機はそのままでもインテリアになじみやすい。
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壁に立てかけて、掃除の流れを自然に
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見た目が気になる場合は布をかけてカモフラージュ
✅ クローゼットの一角に縦置き
奥行きのあるクローゼットなら、掃除機本体&替えパーツも一緒にまとめて。
コードレスならそのまま充電もOK。
部屋別・掃除道具収納のおすすめ配置
玄関まわり
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玄関ドア裏にフックを貼って、簡易モップやシューズブラシを収納
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下駄箱の中に除菌スプレーや玄関掃除用のクロスを常備
洗面所・トイレ
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洗面台下の収納棚にスプレー・ブラシ類をケースごとIN
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棚がない場合は、吊り下げポケット収納が便利
リビング
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ローテーブル下やテレビボード裏にモップを配置
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カゴの中にハンディモップ&除菌シートを入れて“座ったまま掃除”を可能に
収納の工夫で“掃除の習慣化”がラクになる
「見えるけど生活感がない」が理想形
完全に隠すよりも、「見えていても美しい収納」を目指すと管理がラクです。
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色味を白・黒・グレーに統一する
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ケースにラベルを貼る
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使う場所の近くに置くことで、動線がスムーズに
「使いづらい場所にしまう」はNG
よくありがちなのが、掃除機をクローゼットの一番奥にしまってしまうパターン。
すると、出すのが面倒になり、掃除頻度が下がる結果に。
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使用頻度の高い道具は、目立たない場所に“出し気味”に置く
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月1程度しか使わないものは、高所や奥行き収納にまとめる
“ついで掃除”ができる仕組みを作る
例えば…
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テレビの横にハンディモップ
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洗面所に小さなスプレーと布巾
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トイレの棚に除菌シート
このように、“気づいたときにすぐ掃除できる配置”を意識すれば、掃除が習慣化しやすくなります。
収納アイテムの選び方とおすすめ
100均で買える収納アイテム
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マグネットフック(ドア裏や洗濯機横に)
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スタンドホルダー(モップやワイパーを立てる)
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取っ手付き収納ボックス(棚から出し入れしやすい)
ニトリ・無印良品で人気のアイテム
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無印の「ファイルボックス」→掃除道具の“立てる収納”に最適
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ニトリの「マグネット収納グッズ」→洗濯機横収納に便利
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収納つきスツール → 座れて収納もできる“見せない道具入れ”
まとめ|掃除道具は「隠す」より「使える場所に美しく置く」
掃除道具の収納は、一人暮らしにとって悩ましい課題ですが、
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隠す
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使いやすくする
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習慣化させる
この3つを意識すれば、生活感を出さずに快適に掃除ができる部屋に変わります。
まずは、いま出しっぱなしになっている掃除道具を1つだけでも「定位置」に移してみましょう。
それが、スッキリ暮らす第一歩になります。